こんにちは。naoです。
毎日、幼稚園や保育園の送り迎えにお仕事、家事と、本当にお疲れさまです!
周りの子が習い事を始めたり、ひらがなをスラスラ読めたりするのを見ると、「うちも何か先取りで勉強させた方がいいのかな…」と焦ってしまうことはありませんか?
わが家はかなりのんびりしていたため、周りのお母さん方の習い事の話を聞くたびに、しょっちゅう焦っていました。
そんなモヤモヤを抱えるお母さんにぜひ知ってほしいのが、教育経済学者・中室牧子先生の著書『科学的根拠(エビデンス)で子育て』です。
2024年に発売されたこの本には最新かつ世界中の膨大なデータ(科学的根拠)から導き出された、「本当に子どもの将来のためになる教育」のエッセンスがつまっています。
保育園・幼稚園のお子さんを育てるお母さんに向けて内容をギュッとまとめてご紹介します!
この記事の目次
1. 幼児期の「お勉強の先取り」は本当に有利?
「早くから文字や計算を教えておけば、小学校で苦労しないはず」と思いがちですよね。
しかし、本書でも触れられている幼児教育の研究によると、幼児期に学力テストで測れるような「認知能力(お勉強)」だけを詰め込んでも、その貯金は小学校高学年くらいになると周囲に追いつかれて消えてしまう傾向があります。
もちろん先取り学習が無駄なわけではありませんが、幼児期に本当に投資すべきなのは「机の上の勉強」だけではないのです。
『科学的根拠(エビデンス)で子育て』の中で、「将来の収入を上げるために、子どもの頃にやっておくべきことベスト3」として、
- スポーツをする
- リーダーになる
- 非認知能力を高める
の3つが紹介されています。
なんと「机の上の勉強」は入っていないのです!とくに幼児期にもっとも伸ばしたい力が、非認知能力です。
2. 将来の年収や幸せを左右する目に見えない力「非認知能力」とは?
膨大なデータを解析して「大人になってから幸せに、そして経済的にも自立して生きられる子」に共通していたのは、非認知能力が高いことでした。
非認知能力とは、テストの点数では測れない以下のような「生きる力」のことです。
• 忍耐力(粘り強さ)
• 自制心(感情をコントロールする力)
• やりぬく力(困難に負けず努力を続ける)
幼稚園や保育園で、泥あそびに熱中したり、お友達とおもちゃを譲りあったり、おうちでブロックを何度もあきらめずに組み立てたりする「一見、勉強とは関係のない遊び」のなかにこそ、この非認知能力を育てるチャンスがつまっています。
『科学的根拠(エビデンス)で子育て』の中で、非認知能力を伸ばすものとして次のようなものが紹介されています。
音楽・芸術に触れる、好奇心を伸ばす、他者に対する思いやりを学ぶ、成長マインドセットを持つ(成長マインドセットとは:努力することで自分の能力を向上させることができると信じること)
いずれも保育園・幼稚園の毎日の生活の中でたくさん経験していることですね。
3. 親と一緒に勉強や体験をすると、非認知能力、認知能力、ともに伸びる
親が子どもの教育や体験に時間を投資することを「時間投資」といいます。親の時間投資は、子どもの認知能力や非認知能力を高めます。
時間投資の効果は子どもの年齢が小さいときのほうが大きいことがわかっています。
さらに、子どもが3歳のときに獲得した非認知能力は7歳になっても70~90 % 程度、効果が持続します(認知能力は25~50%程度しか持続しない)。
特にスポーツ、読書、掃除、片付けを親と一緒に行うと非認知能力を高める効果があることがわかっています。
ちなみに、お母さんが仕事をしているか、専業主婦であるかは時間投資にほとんど影響がありません。
4. 幼児期にこそ効果的!子どもの「非認知能力」を伸ばすためにできること
「じゃあ、どうやって非認知能力を育てればいいの?」と思いますよね。保育園・幼稚園のお子さんを育てるお母さんが、明日からすぐ実践できる具体的な方法をご紹介します。
① なるべく子どもと一緒に時間を過ごして体験をする
家事はほどほどにして、子どもと過ごす時間をなるべく取りましょう。一緒に絵本を読んだり、大好きなブロックを組み立てたり、お菓子作りをしたり、公園に行ったり・・・お母さんと一緒に楽しく過ごすだけで、子どもの非認知能力は上がります。
② 子どもの興味を伸ばす声かけ、体験をする
一緒に過ごす時間の中で、子どもの興味、関心があることがわかったら、そのことに時間をかけましょう。昆虫が好きなら昆虫を採りに出かけたり、カブトムシを家で飼ってみたり。電車が好きなら実際に乗りに行ったり。関連する図鑑を買うだけでも違います。
わが家の子どもはみな興味関心が違いました。図鑑をそれぞれに合わせて買って、本棚に並べると、喜んで読んでいました。
③ 結果ではなく「プロセス(行動)」を具体的にほめる
何かが上手にできた時に「すごい!天才!」と結果や才能をほめるのは逆効果になることがあります(失敗をおそれる子になってしまうため)。
ほめる時は、「諦めずに最後までがんばったね」「毎日練習していたもんね」と、子どもが努力したプロセス(過程)をほめてあげてください。これにより「やればできる!」という粘り強さが育ちます。
④ 自分で目標を立てて「習慣化」するのをサポートする
「早くご飯を食べなさい!」「早く準備しなさい!」と言うかわりに、子どもと一緒に簡単なルールや目標を決めましょう。
「時計の針が〇〇になったらお片付けする」など、自分で決めた小さな目標を毎日クリアしていくことで、自制心や自己管理能力(習慣化の力)が自然と身についていきます。
⑤ 早期教育にこだわらず、音楽、絵画、スポーツの習い事をさせる
ひらがなが書けないと小学校に入って困るのでは、と心配していましたが、子どもたちは3人とも、問題ありませんでした。
むしろ非認知能力を伸ばす習い事のほうが、長い目で見ると子どもに大きな影響を与えます。それが音楽、絵画、スポーツの習い事です。さきほど紹介した、プロセスをほめる、目標を立ててクリアする、という体験がしやすいです。
ただ、ほとんどの保育園・幼稚園でカリキュラムに入っているので無理に習わせる必要はないかもしれません。
まとめ エビデンスは「安心材料」 わが子とお母さんのペースで楽しもう
周りのお母さんの話を聞いて「あれもしなきゃ、これもしなきゃ」とプレッシャーに感じる必要はありません。
データや科学的根拠を知ると、むしろ、「今は習い事に焦って行かせなくても、保育園や幼稚園でのびのび遊ばせることが最大の教育なんだ!」と、分かります。
肩の力を抜くための安心材料にしてください。
非認知能力を伸ばすためにできることは、驚くほど当たり前のことでした。
保育園・幼稚園でお友達と思い切り遊び、興味があることを話す子どもに寄り添い、お母さんが笑顔で話を聞いて、一緒に出掛けたり、絵本を読むだけで、大丈夫なのです。
今日子どもが園で楽しそうに話してくれたこと、夢中で遊んだこと、そのすべてが子どもの将来の土台を作っています。
まずはお母さん自身がご機嫌でいることを最優先に、日々の成長を一緒に見守っていきましょう!
最後まで読んでくださりありがとうございました。あなたの子育ては最高に輝いています。
「本当に子どもの将来のためになる教育」のエッセンスがつまっている、中室牧子先生の本もぜひ読んでみてくださいね。
