こんにちは。Naoです。先日エルメスの沼から脱出したはずなのですが。

再びエルメスネタwwwです。

もうね、好きなんです。仕方ないです。お買い物しなくても、つらつらと語ってしまう・・・

今回は私の好きなエルメスの革、ボックスカーフについて書いてみたいと思います。
エルメスにはご存じの通り多くの革の種類が存在します。私もすべてではありませんが、いくつかの革製品を実際に使用して同じ革でも随分と違うものなんだな、と驚いたことがあります。

多くの種類の革の中でもエルメスのボックスカーフは、エキゾチックレザーを除く皮革製品の最高峰とも称されます。

周りにエルメスを持つ人があまりいなかった私でも、ボックスカーフ素材のケリーバッグは何となく存在を知っていました。吸い込まれるような深い色合い、鏡のような輝きは本当に美しい。

少し前まではボックスカーフのバッグはエルメスの代名詞のように多く生産されていましたが、最近ではさっぱりお目にかかることができなくなりました。さらに、今のボックスカーフは1970年代、80年代のボックスカーフとは全く別物という人もいます。

実際私も1980年代のボックスカーフのバッグを持っており、今のボックスカーフを比べたことがあるのですが、固さ、厚み、輝きが違うのです。

エルメスCEOでさえ「最近は質のいい革を入手することが難しくなってきている」と公の場で話しているくらいです(ボックスカーフと明言はしていませんが)。

人間がこの40年の間に行ってきたこと、農薬を使い、土壌環境、生き物を疲弊させ、生態系が変化してくことと革の質が下がったこと、は無関係ではないように思うのです。さらに最近の環境の変化を考えると、もう、どれほど声高にSDGsを叫ぼうとも、40年前の環境に戻すことは不可能に近いのではないか、と思います。

そう、70年代のボックスカーフの輝きはもう、戻ってこないのです。

そんなわけで、ヴィンテージエルメスの登場です!現在ほとんどエルメスのお店で見かけることのできないボックスカーフの製品を探すよりも、私は今よりも質の良い、ヴィンテージ品を探すのがより環境にやさしいSDGs的お買い物の仕方なのでは、と思います。

ボックスカーフは「お磨き」というメンテナンスを行うことで、輝きを取り戻せる素材でもあります。ヴィンテージ品(つまりは中古ですが)を購入し、エルメスでメンテナンスを行ってもらい、楽しく使う。そんなエルメスの楽しみ方、アリではないかと思います。

(ちなみに注意事項として、エルメスでのメンテナンスはほかの場所でリペアされていないものに限ります。エルメス以外の場所で修理した製品のメンテナンスは受け付けてもらえません。エルメスでのメンテナンスを考えている場合は購入する際に修理した形跡があるか確認することをおすすめします。)

そしてヴィンテージ品のもう一つの特徴は小ぶりなバッグが多いこと。淑女の手にするバッグは装飾品、という時代の名残を感じます。女性はあくまでも男性に付き添われて外出していたのです。自ら車を運転してガシガシお仕事!という時代ではなかったから。

でも、今はスマホ一つ、リップ一つが入ればお出かけができる時代。仕事以外の休日、少しお出かけをするときは小ぶりなバッグでも十分です。そんなわけで、ヴィンテージ品の状態のいいものは、今の時代にぴったりだと思います。

例えば、ピアノというデザインのバッグ。ポケットも多く、ちゃんとリップの収納場所まであります。程よい大きさ。そしてボックスカーフの輝きが美しい!
コルドリエールというバッグも素敵ですが、残念ながらボックスカーフのものが見つからない。涙
今のデザインではなかなかない品の良さが本当に素敵だと思います。

 

他にエルメスのヴィンテージ品が買えるお店は「kio vintage」さんがオススメ。少しお値段は高めですが、東京のど真ん中のお店ということだけあって、質の良い、珍しいヴィンテージ品が多くあります。

あ、エルメスだ、と一目見てわからないのもヴィンテージ品のいいところ。例えばこんなバッグ「エルメス2way ショルダーバッグ」

40年前の製品ですが今、使っていても素敵ですよね。サイズ感も今にぴったり。

時々ホームページを覗いて楽しんでいます。

Peace of I.

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