こんにちは。Naoです。

先日の記事「はたらく自動車が好きな子におすすめする絵本」に引き続き、

男の子なら一度はハマる電車・新幹線絵本についておすすめ絵本を紹介しようと思います。

なぜ、そんなにも車輪が好きなのか??

電車や新幹線をみつめるきらきら輝く瞳を見ながらいつも思います。

赤ちゃんから楽しめる

がたんごとん がたんごとん 安西水丸 さく

がたんごとん がたんごとん 安西水丸さく

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赤ちゃんから楽しめる、大人気絵本ですね。

我が家でも0歳のころから楽しんでいます。

何度も何度も繰り返し読んだ絵本。

「がたん ごとん」の音を一生懸命発音しようとする子どもの姿が忘れられません。

2歳、3歳になってもときどき読んで、と持ってきます。

息の長い絵本ですね。

 

でんしゃはうたう 三宮麻由子 ぶん みねお みつ え

でんしゃはうたう

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これは図書館で子どもが見つけてきた絵本です。電車が表紙なので持ってきたのでしょう。

知らない絵本でしたが、子どもがものすごく気に入って何度も何度も読みました。

絵本の見開き一面が、電車から見える景色になっています。

ページをめくると、景色が変わっていきます。

線路が見えたり、景色が見えたり。

そして文章はずーっと電車に乗っているときに聞こえる「音」が文字になっています。

文字通りに発音するだけで

本当に

電車に乗っているときに聞こえる音が再現されます!

繰り返し読みながらすごいなー!と思っていました。

そして先日(2019年5月6日)朝日新聞の天声人語の欄に、この絵本の作者である三宮麻由子さんについての記載がありました。

それを読んでびっくりしました。

4歳で視覚を失うという経験をされた方だったのですね。

失礼ながらそのようなことは全く知りませんでした。

でもそのことを踏まえると、「でんしゃはうたう」にある、

電車の「音」を忠実に再現した文章にすごく納得したのです。

耳を澄ませて日々を過ごしているからこそ聞こえる「音」なんだ、と。

そして、その電車の「本当の音」に限りなく近い文章は子どもにぴったりフィットして、彼らの透明な耳にすっと入っていくんだなあと思いました。

お母さんの膝に座っていながら、まるで電車に乗っているような気分を味わえる。

電車が好きな子にはたまらない絵本ですね。

3歳ごろから楽しめる

いたずらきかんしゃちゅうちゅう バージニア・リー・バートン さく・え むらおか はなこ やく

いたずらきかんしゃちゅうちゅう

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この絵本の初版は1961年。なんと60年近く前のなのです。

それなのに今も読み継がれている。。。この時点でこの絵本のすごさが分かりますね。

絵本の絵は白黒ですが躍動感があふれ、絵を見ているだけでストーリーが分かるほどです。

そしてその絵に重なるストーリーが素敵です。ぐいぐい子どもを「ちゅうちゅう」の世界に引き込んでいきます。

むらおかはなこ氏の日本語訳は「ちゅうちゅう」の愛らしさがそこここに感じられ、子どもはもちろん大人だって「ちゅうちゅう」のファンになってしまいます。

今、蒸気機関車は普通に走っていませんが、そんなことはあまり関係ないようです。

子ども(特に男の子)にとって車輪がついていて力強く動く乗り物の魅力は、大人が思う以上に強いのです。

ドキドキ、ワクワク、そして最後にほっとする。

子どもが大好きなものが素晴らしい絵とともにぎゅーっと詰め込まれた傑作です。ぜひ一度読んでみて下さいね。

しんかんせんでいこう 日本列島 北から南へ 作・絵 間瀬なおかた

しんかんせんでいこう 日本列島北から南へ

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続いて新幹線絵本を紹介していきます。

新幹線絵本もたくさんありますが、わが子が図書館や本屋さんで手にして離さなかった絵本。

それがこの「しんかんせんでいこう」です。

この絵本、表紙から読むと北から南へ走っていく様子が、裏表紙から読むと南から北へ新幹線が走っていく様子が描かれています。

その作りもとてもユニークで普通の絵本の2倍楽しめるのですが、

私がこの絵本のなにより素晴らしいと思うのは、日本中を走っている新幹線の路線図が見開き1ページにしっかりと描かれているところ。

そして日本地図とともに他の在来線の路線がほぼすべて描きこまれているんです。

日本の地理の勉強にもなるし、鉄道好きの子どもには他の電車の情報も載っていて大変魅力的です。

ページを広げているだけで、ここにはこんな路線があるんだなーなど、じっくりと楽しめます。

新幹線が好きな子だけでなく、電車が好きな子にもとってもおすすめです。

 

新幹線しゅっぱつ! 鎌田 歩 作

新幹線しゅっぱつ! 鎌田歩作

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つづいておすすめするこの絵本は、新幹線が駅から出発するまでの様子が詳しく描かれた絵本です。

さきほどの絵本とは異なり、運転手さんや車掌さん、清掃スタッフの方がどんな仕事をしているのか、という点をじっくりと描いてあります。

普通に新幹線に乗っただけでは見ることのできない部分が分かるようになっています。

運転席の様子や実際に運転手さんがどんな風にして新幹線を動かすのか。

車掌さんがどうやって放送をするのか。

駅にあるランプにはそんな意味があったのか・・・と大人も初めて知る事がたくさん載っています。

鎌田歩さんの絵はとてもかっこよく、クリアで見やすいです。

そして新幹線の絵がとても大きくて臨場感たっぷり。

最後の新幹線が動き出す場面は、読んでいるこちらもなんだかゾクゾクしてしまうんです。

 

しんかんせんでおいかけろ! 文と絵 横溝英一

しんかんせんでおいかけろ! 文と絵 横溝英一 

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最後におすすめするのはこの絵本、横溝英一さんの作品です。

いままでの絵本にはない

時刻表

というキーワードが出てきます。

このキーワード、鉄道ファンには大変重要なキーワードですね。

またこの絵本には、新幹線だけでなく、寝台特急も一緒にでてきます。

寝台特急に一緒に乗るはずだった姉と弟がはぐれてしまい、姉が新幹線で弟が乗っている寝台特急を追いかける、というストーリー。

新幹線が寝台特急よりも速い速度で走っていることがよく分かります。

そして寝台特急に乗ったことのない子どもはここでもとても興味深そうです。

「電車の中で寝るの?」

「ベットがついてるの?」

と質問してきます。

電車の中で寝られるなんて!子どもにとっては夢のようですよね。

私は全く鉄道に興味はないのですが、そんな私でも横溝英一さんの作品をいろいろと読んでいると、ははーこんなところが深くておもしろいんだな、と気づかされます。

どの作品も電車、新幹線への愛があふれています。

そしてこのシリーズを自分で読むようになると、その先には・・・・鉄道ファンへの道が続いているのでしょうね・・・

 

 

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