こんにちは。Naoです。

子どもと生活をしていて思うこと。

しっかりとした大人になってほしい。明るい人になってほしい。

人に愛される人になってほしい・・・

親の希望は無限です(笑)

最近では研究が進み、子育ての分野でも様々な新しい考え方が出てきています。

そんな新しいキーワードの一つが

「自己肯定感」

ではないかと思います。

「自分は大切な価値のある人間だ」という気持ち=自己肯定感

がしっかり育つと子どもは生き生きと、明るく、そして自分からいろんなことに挑戦する子どもになる、と言われています。

では、自己肯定感を育てるには??

いろいろな本で共通して紹介されているものに

1.抱っこ、スキンシップ、愛情(特に乳児期)

2.子どもの個性を受け入れる

3.子どもへの言葉かけに気を付ける(過程を褒める、怒るときには理由を聞く、など)

などがあります。

3人の子に絵本を読みながら、

「この絵本は読みながらスキンシップできるから子どもも喜ぶなー」

「この絵本を読むと、○○ちゃんがどれだけ大切な存在か、伝えられるなー」

などと思うことがよくありました。

絵本を読んで、子どもとスキンシップをとったり、大好きだよと伝えたり、あなたはあなたのままで素敵だよというメッセージを伝えることで自己肯定感を育てることってできるんじゃないかしら??

そんな風に思うようになりました。

今回はそんな愛情、メッセージを伝えられる「子どもの自己肯定感を育てる絵本」を紹介します。

前半は愛情を伝えられる「スキンシップ・愛情」編。

後半は少し大きくなってきたとき、子どもの個性を受け入れたいし、そのままでいいよと伝えたいときの「あなたはあなたのままでよい」編

です。

ではスキンシップ・愛情編のおすすめ絵本!

 

どんどこ ももんちゃん とよたかずひこ さく


ももんちゃんがどんどこ、どんどこ 向かっていく先にあるものは・・・

0歳でも1歳でも楽しめる、とよたかずひこさんの大人気作品ですね。

わがやでも、子どもが1歳くらいから、ももんちゃんは大ブームでした。

なんといっても、かわいいし、見やすいし、読みやすい。

ももんちゃんシリーズはたーっくさんありますが、やはり第1作目。

赤ちゃんにとって一番大切なことがぎゅっと詰まっています。

そう、最後の1ページのためにこの絵本はあるんですよね。

最後の1ページを読んだ後は必ずわが子をギュウッと抱きしめちゃいます。

何度読んだか分からないこの絵本。

つまり、何度子どもを抱きしめたかもはや分からない、ということですね(笑)

 

おててがでたよ 林 明子 さく


こちらも赤ちゃんから楽しめる絵本です。

林明子さんの絵本は我が家にたくさんあります。

子どもが大、大、大好きなんです。

そして家にある絵本以外でも図書館でかりて楽しんでいます。

でもやっぱり買って、家にあってよかったな、と思うのがこの絵本です。

やぶれて、落書きだらけになって、誰かがかじったページがたくさんあります。

子どもたちが0歳のころから大活躍。

おててはどこかな?

の部分を読むと、0歳でも喜んで手を差し出してくれます。

そこをすかさず

「ぎゅぎゅ」

と握ります。

おかおはどこかな?

となれば、顔をムニムニ触ります。

そして最後まで読み終わると、やっぱり「ギューッ」としたくなっちゃうんです。

気がつけば子どももお母さんもニコニコ。

子どもとスキンシップをとるのにピッタリの絵本です。

 

いいこってどんなこ?ジーン・モデシット 文 ロビン・スポワート 絵 もきかずこ 訳


こちらは少し大きくなった2.3歳くらいから楽しめる絵本です。

ウサギのお母さんとぼうやが「いいこって どんなこ?」かを考え、話し合う絵本です。

子どもに読み聞かせているようで、親の心にググッと深く入ってくる絵本です。

この絵本を読んでいると、読みながら

「私は子どもにどんなふうになってほしいんだろう。」

「私は子どもに何を求めているんだろう。」

ということを考えます。

そして最後のウサギのお母さんの言葉に、読んでいる親が癒され、励まされるんです。

もちろん、子どもに

「今の そのままのあなたが お母さんは大好きよ。」

という条件付きでない愛情を伝えるのにこれ以上の絵本はないでしょう。

 

今の時代は情報があふれていて、子どもをつい急かしてしまいがちです。

何かが人より早くできたり、優しくできたり、「いい子ね」と言われることを親が求めてしまいがち。

でも、そうではなくて、いたずらをしても、わがままばかり言っても、お母さんはあなたが大好き、と。

子どものそのままを受け入れ愛することの大切さをこの絵本は再確認させてくれます。

うまれてきてくれてありがとう にしもとよう ぶん 黒井 健 え


この絵本は有名人が新聞で紹介していて、そのエピソードがとても素敵だなと思い、読んでみた絵本です。

子育ても毎日毎日していると、いつの間にかあの子どもが産まれた日の素晴らしさ、感動をすっかり忘れてしまいます。

でもこの絵本を読んでいると、あの日、産まれたばかりの赤ちゃんに話しかけたことが一気によみがえります。

そして、改めて、今ならしっかり言葉の意味を分かってくれるわが子に、伝えたい。

「産まれてきてくれてありがとう。」

この絵本を読むと、子どもはくすぐったそうな顔をします。

そして、私は読みながら涙が出てきます。

涙腺って加齢とともにゆるくなるんですかねー??

 

あやちゃんのうまれたひ 浜田 桂子 作・絵


先ほど紹介した「うまれてきてくれてありがとう」でも、産まれたその日のことを思い出しますが、こちらの絵本ではより具体的な一場面がパチンパチンと思いだされます。

お父さんがどうだったとか、おばあちゃんがどうだったとか。

雨の日だったとか、夜中だったとか。

「あやちゃん」が産まれた日のお話ですが、このお話を読んだ後は、必ず、

「○○ちゃんのときはねー」

「○○くんのときはねー」

と一通りそれぞれの産まれた日のお話になります。

そして、次々に「じゃあ次は1歳のときのお話してー」

などとなり、お話はエンドレス・・・・

でも、子どもは自分の産まれたときのこと、小さいときのお話を聞くのが大好きですね。

お父さん、お母さんは自分が産まれるのをどんなに楽しみにしていたか。

自分はどんなに大切な存在か。

自分のお話を聞くときの子どもの顔は、いつも真剣です。

そして、お話が終わると本当に満ち足りたいい顔になります。

自分が大切にされている、愛されている、ということを確認しているのでしょうね。

そんな「○○ちゃんのおはなし」のきっかけになる絵本です。

すべてのお母さんの心に響くと思います。

 

あなたがだいすき リザ・ベイカー作 デイビット・マクフェイル絵


最後は「あなたがだいすき」という絵本です。
この絵本は図書館で偶然出会いました。

子どもが自分で持ってきたのです。もしかしたら幼稚園で読んでもらって知っていたのかもしれません。

この絵本の「あなた」の部分を、お子さんの名前で是非読んでみてほしいです。

始めから読み終わるまでに

「○○ちゃんがだいすき。」というセリフを10回以上子どもに話しかけることになります。

この絵本を読み終わったときの子どもの嬉しそうな顔!!

まぎれもない宝物です。

我が家では小学生になった一番上の子が一番読んで欲しがります。

小学生低学年だってまだまだ「愛」を必要としています。

大好きって言ってほしいな・・・と思ったときに、自分で読んで、と持ってくることが出来るのも絵本の魅力ですよね。

 

いかがでしょうか?

なかなか普段は「大好き」とか「愛してる」とは言いにくくても

絵本を介すと、あら不思議。

簡単に言葉が出てきます。ウフフ

どれか一冊手にとってみませんか??

 

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