こんにちは。Naoです。

最近、エルメスのニットのが気になっています。

「もうエルメスのバッグを買わないと思った理由」の記事に書いたように、バッグを買う気もないの服が気になるなんて。どゆこと?と自分でも思いますが、理由はただ一つ

「修理ができる」から。

ニットも繕ってくれると聞き、もうここしかない、という気持ちになっています。

ちなみに、私は、少し前にユニクロのメリノウールのニットをお勧めする記事「育児中の母を救う ユニクロのメリノウールにニット」を書きました。

その当時は本当に助けられ、お勧めだと思ったのです。しかし、ユニクロのニット、2年すると、首元のタグ部分や肩の部分が破れるという悲しい出来事に襲われたのでした。

もちろん、ヘビーユーズで使い、洗濯機で洗うのですから破れやすくなるのは仕方ないのかもしれません。毎回ネットに入れて洗わなかった私が悪いのかもしれません。

ユニクロがアップサイクルという取り組みをしているのも知っています。でも、もう少ししっかりした生地なら、もう少し長く着られたのかな、という気持ちが残ったのでした。

毎年新しいニットを買うのと、10年同じものを使うのは、どっちが好きか、と言われたら、私は後者を選ぶタイプの人間です。

時代の流れもあるかもしれません。私の状況が変わったからかもしれません。

子育てがようやく少し落ち着き、ニットを手洗いする余裕も少しですが出てきました。自分の身を包む衣服をもっと大切にしよう、と思うようになり。

そんなわけで、「しっかりした作りで、破れても修理できるニット」を探していたのです。

 

そしてエルメスのバッグはほかの人を圧倒してしまう力がありますが、ニットはそれほどでもなさそうだな、と。そもそもエルメスだと分からないデザインのものもあります。

 

でも、エルメスの服はあまり好きではない方も多いかもしれませんね。ほかのブランドに比べたら、本当に地味です。一部には「ダサい」と評する方もいたように思います。

でも私はエルメスのデザイン、嫌いじゃない、というよりむしろ好きなんです。

なぜかというと

 

「媚びていない」から。

女性性を前面に出さないデザイン。下手したら男性でも着られるかもしれないデザイン。

靴もヒールが低いもの、ヒールが太いものが多いです。

曲線、不安定さ、揺らめき、露出

エルメスはそれらすべて控えめです。

男性から見た好まれる女性像がそこにはありません。

合コン受けしないファッションです。(←この発想が昭和生まれですね(汗))

 

でも、私は大好きです。

 

エルメスのメンズコレクションはヴェロニク・ニシャニアンという女性デザイナーが何十年も前からデザインしています。そして2009年からは彼女がメンズ部門全体を率いています。

メンズコレクションに30年以上女性デザイナーがかかわっているブランドは他にありません。

バーキンは男性も持ちますし、スカーフもショールもメンズにもあります。(しかも結構素敵なデザインなんです)

性差が少ないのがエルメス。

さらにホームページを見ていても、肌の色、髪の色、瞳の色、様々なモデルさんが登場します。そしてエルメスのスカーフやショールは同じデザインでも5-6種類、カラーパターンの違うものが発表されます。

その色合いを見ていて思うのは、おそらく、髪の色、肌の色、目の色、がどれほど違おうとも、しっくりくるものが見つかるのではないか、ということ。

「私にはこの色は似合わないから、このデザインは選べない。」とはならないのです。

「こっちの色はしっくりくるから、この色のものを選ぼう。」といえるのです。

特定の肌の色を決めてデザインをしていないのです。

SDGsですね。

時代を読む力が突出している。

それがエルメスの強みなのでしょう。どうしてそれほどまでに時代の空気が読めるのか?

その理由がいつか知りたいです。

Thank you.

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