こんにちは。Naoです。
いろんな本を読んだり、ブログを読んだり、仕事をしたり、子育てしたり、家事に追われたりしながら毎日を過ごしています。
いろいろな場所で、出会い、そして私自身も心の奥深くから実感を込めて思うこと、それが
「時は金なり」
という言葉は紛れもない真実だということ。
多くのビジネス書で「人の時間を奪うことが最もやってはいけないこと」と書いてありますが、それを実感として理解できるようになったのは最近だったりします。お恥ずかしいことですが。
でも、「遅刻しない」「メールはすぐに返信する」「要点をまとめて説明する」といった社会人として当たり前のルールって、つまりは「相手の時間を尊重する」ということに尽きるのですね。
それはすなわち、「この世で最も大切な」相手の時間を尊重する、ということ。そういう人は、相手からも好かれるに決まっています。だって、時間ってすなわち、その人の命、だと思うから。
その「時間」を何に使うか。それが人生ですが、「美しいもの」というのは「時間の結晶」だということも、最近しみじみと感じるのです。
私は美術館に行くのが好きですが、そこにある作品は、画家の時間=命が詰まっているんだなあ、思うことがあります。
一幅の絵に、画家の命を感じるのです。
それは絵画だけでなく、彫刻、陶芸、文学、音楽、ありとあらゆる「芸術」に言えることでしょう。
能舞台の舞を見て心震えるのも、役者さんの日々の鍛錬の成果を目にし、美しい、途方もない時間のかけられた装束を目にするから、であるのですね。
もちろん、この世の中のありとあらゆるものにそのことは通じるのかもしれませんが・・・
でも芸術、アートと呼ばれるものに込められた時間は濃度が高く、その濃さが結晶となり、輝き、美しいものへと昇華されているのだと思うのです。
子育て、家事に時間を取られ、「時間」の重さ、尊さを実感した今だからこそ、美しいものの輝きがより敏感に感じ取れるようになったように思います。
Peace of I.