自己肯定感を育てる おすすめ絵本 「あなたはあなたのままでいい」編

B!

こんにちは。Naoです。

今回は前回の記事

「自己肯定感を育てるおすすめ絵本 『スキンシップ・愛情』編」に引き続き、

おすすめ絵本、「あなたはあなたのままでいい」編を紹介します。

子どもは4,5歳を過ぎてくるとだんだん、自分と他人の違いが分かるようになってきます。

他の人と違うから不安だ、と感じるのではなく、私は私でいいんだ、としっかり自分を認めてほしい。

「みんなと同じでなくても、あなたはあなたのままでいいんだよ。」

もうすぐ7歳になる一番上の子に、今わたしが一番伝えたいことです。

そう伝えたいときにぴったりの絵本があります。

読んでいると私まで子どもの個性を受け入れる勇気をもらえるんです。

 

かみさまからのおくりもの ひぐち みちこ

 

かみさまが、あかちゃんそれぞれにおくりものをするおはなし。

絵もとてもかわいらしいので1、2歳からでも十分に楽しめる絵本です。

かみさまからのおくりものはみんなちがいます。

人はみんなちがうもの。

でもみんないいところがあって、ひとりひとり大切な存在。

そんなことをゆっくり、じっくり子どもに伝えることができる、優しさあふれる絵本です。

 

ウエズレーの国 ポール・フライシュマン作 ケビン・ホークス絵 千葉茂樹 訳

 

この絵本を読んであげるとしたら3歳ごろからでしょうか。

絵がすごく鮮やかで印象的ですが、内容も素晴らしいです。

この絵本ほど、

「自分の世界を大切にすることは素晴らしいことだ」

ということを伝える絵本は他にないと思っています。

我が家では1番上の子がこの絵本が大好きで大好きで何度も読みました。

変わってる、と言われても、

みんなと違う、と言われても、

自分が自分のことを信じて、大切に思っていたら、その自分の世界はいつか他の人をも変えるような力になるのですね。

子どもは主人公と同じようなことがしたい、と話します。

私はそれはとても素敵なことだね、と伝えています。

フィボナッチ 自然の中にかくれた数を見つけた人 ジョセフ・ダグニーズ 文 ジョン・オブライエン 絵 渋谷弘子 訳

 

ご存知の方もいるかもしれません。フボナッチ数列を発見した数学者、フィボナッチの人生を描いた絵本です。

読んであげるとしたら4歳くらいからかなと思います。

数が大好きな子どもに、と思って読んだのですが、フィボナッチの数への情熱にあふれた絵本でした。

好きなもののある人はとてもしあわせだ。

フィボナッチ 自然の中にかくれた数を見つけた人

 

絵本のメッセージにはっとさせられます。

自分が何か面白い、と思うことがあるなら、それを徹底的に追い求めていってもいいんだよ。

もし他の人がおもしろいと思わなくても、あなたが大好きなら、それでいいんだよ。

実在した人物の物語を読みながら、そのことをしっかりと子どもに伝えることができる、おすすめの1冊です。

漂流物 デイヴィット・ウィーズナー

 

コールデコット賞というアメリカの絵本の賞を三回受賞したことのある、デイヴィット・ウィーズナーの作品です。

この絵本、文字はないのですが、内容がとても深いので絵を見て、内容が理解できるのは4歳くらいからかもしれません。

でも、内容が分からなくても、1歳児もこの絵本を開きます。

絵が素晴らしいです。

緻密でクリアで、そして大胆。文字はなくても、絵の力が圧倒的で、物語にぐいぐい引き込まれていきます。

横並び、みんなと同じ

を大切にする日本の今までの教育ではこれからの時代を生き抜いていけないかなと感じるこの頃。

想像の世界にぐんぐん羽ばたけるような、インパクトのある物語、そして鮮やかで、誰を真似したものでもない絵はなんとなく海外の絵本に多いような気がします。

この絵本もそんな一冊です。

 

でも、どの国の作家さんの絵本であっても、絵本を読んでいるだけで

「絵といっても、いろいろな絵があるなあ・・・」

「同じ動物でも人によってずいぶん描き方が違うんだなあ・・・」

そんなことを自然と感じることができます。

そして、人ってみんな違うんだなあ。

それぞれ、素敵なんだなあ。

私もそのままでいいんだな。

そんな風に思ってほしい。絵本って、ほんと、すごいです。

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