こんにちは。Naoです。

前回「エルメスを盤石にしたもの、それはカレ」で、エルメスは富裕層の顧客をガッチリつかんだ、と書きましたが、

エルメスがすごいのは、それ以外の普通の人々に対してもエルメスへの入り口をいくつも用意していることです。

どれだけ、お商売上手なんですか!!

と、思うことが多々あります。

バッグは手が届かないけれど、ハンカチ1枚なら。

コロンで楽しんだり。食器を取り入れたり。

 

そして最近新しくできたのが、ビューティー部門です。メイクアップ、ネイル、ハンドクリームなどの製品があります。

今や若者のおしゃれの常識、ネイル。そこにきたかーと思ったのでした。

他にもそっとポーチに忍ばせる口紅がエルメスだとそれだけでお仕事頑張れちゃいますよね。

 

エルメスのバッグやお洋服は年を重ねた方がしっくりくるように思いますが、年齢を重ねてからうちのバッグを使ってください、あと10年後にお越しください、

なんて若者に対してツンケンしないのが商売人ってものです。

ちょっとバッグは早くても、ネイルやリップで色の美しさをぜひ楽しんでくださいませ。

と。誘い込んでおいて。

そして年齢を重ねた暁にはバッグも服も楽しんでくださいね。

という道筋が出来上がってしまうのですね。

以前「時代を読むエルメス」の記事にも書きましたが、スカーフやカシシルは肌の色、髪の色、瞳の色がどれほど違おうとも、必ず似合う色があるようにデザインされている、と思います。

全世代、どのような見た目であっても、お金があろうが、そうでなかろうが、

我々の製品を楽しんでね!(買ってね)

と寛容にウェルカムするのが、そう、エルメス。

全世代、全方位、射程圏内に入っています。

商売人の鑑です。

そして、ここにも完全に射抜かれた人がw

Peace of I.

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