こんにちは。Naoです。
新年ですね。今年も世界はドンドン新しくなっていきそうですね。
最近、これから、私は死ぬまでに何個のバッグを使うのだろうか、と、考えることがあります。
実は、今使っているバッグが少しくたびれてきて、昨年購入した革のバッグを使うことが増えてきたのですが、なんだか、、、
革のバッグに、こころ惹かれなくなっている私がいます。もともとは牛の革だった、と思うと、気持ちよく使えなくなっている・・・少し柔らかめの革だから、より、生命を感じる。。そして罪悪感がふわっと心に広がるのです。
最近少し疲れているから?
SDGsの影響でしょうか?
先日書いたように、ヴィンテージ品を修理して使う、というほうが、何だか、心苦しくないのです。
そんなわけで、これから買うバッグは必要最低限のものを、丈夫で修理できるものを選び、ながーくながーく使おう、と考えています。
そんな折、エルメスはこんな世の中で、今後どうしていくのかな?とふと考えました。
いや、エルメスの顧客、ファンは革が嫌とかそんなこと考えないのか。
と思っていたら、やはりそこはエルメスでした。4年をかけて研究を続け、キノコからできた革(マッシュルームレザー)でバッグを販売することが決まったそうです。
「エルメス」が、Mushroom-Based ‘Leather’(マッシュルームレザー、キノコレザー)を使用したバッグを発売することがわかった。自然とバイオテクノロジーの融合で生まれた新素材シルバニアを、まずは旅行用のボストンバッグとして活用されることが多い“ヴィクトリア”で、カーフスキンの代替として使用。第一弾はキャンバスとのコンビのもので、年末までに発売される見通しだ。
石油由来製品や、動物由来製品に比べてCO2などの温暖化物質の排出量が少なく環境負荷が低いことが特徴。
エルメスがマッシュルーム製レザーを使用したバッグを発売 米新興企業と素材革新
とのこと。
2022年度中に店頭に並ぶことになっていたようなので、もう目にした方もいるかもしれません。
エルメスの顧客の中にサステナブル、SDGsの流れを敏感に感じている人はきっとある程度いるはず。そのような顧客に向けて提案できる商品を用意する。
それが、エルメスの姿勢。
我々は、皮革製品が最高だと思っているので、革が嫌な方は、お店に来ないでくれ、という頑固親父では、店は潰れます。
エルメスは、商売の天才。
強度の面ではエルメスがかなり厳しいテストを行って、最終的に合格したとのことですから、丈夫でしょうし、修理もできる。
見てみたい、そして、欲しい。「もうエルメスのバッグは買わないと思った理由」fa-chainに書いたことを一瞬で撤回してしまいそうです(汗)
しかし、私のような末端の客が手に取れるようになるのはいつになるやら。
2022年に売り出されたマッシュルームレザーのヴィクトリアはエルメスの新しい時代の始まりを告げる、プレミア品となりそうですね。
キノコからできたバッグについて、もう少し詳しく分かったら、追記します。
Thank you.